Supplementary Materials for New Horizon Book 1
UNIT 1 PART 3
GRAMMAR COMMENTARY
KEY SENTENCE:
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I can read hiragana.
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I cannot read kanji.
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Can you read kanji?
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Yes, I can. / No, I cannot.
GRAMMAR COMMENTARY
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助動詞(法・活動詞)「can」の肯定/否定、「I can」/「I cannot」
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助動詞(法・活動詞)「can」を使った選択質問、「Can you...?」
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肯定的/否定的な答え、「Yes, I can. / No, I cannot」
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楽器の前の「the」
‘I CAN’ / ‘CAN YOU?’
『New Horizon』の前版でUnit 10で出てきた「can」が、新版ではUnit 1に出ています。生徒が能力やその他のことについて質問したり答えたりできるようになるためには、1年生の終わりではなく、早い段階で導入する必要があると考えられたようです。
動詞の前に助動詞「can」(法・活動詞)を置くと、さまざまな新しい意味を表現することができます。主な意味は、「何かが可能である」「何かが許される」「誰かが何かをする能力を持っている」などです。「Can」は、許可を求めるとき(例:「Can I go to the toilet, please?」)申し出をするとき(例:「Can I help you?」)その他多くの目的でも使用されることを生徒たちはいずれ知ることになるでしょう。Unit 1 Part 3では、教科書では主に「能力」の意味に焦点を当てています(例:「Can you read kanji?」)が、本文には、可能性があるという意味の「We can play badminton there」の例もあります。 文章に「can」が加わると、動詞は常に原形になります。主語が「he/she/it」の場合、三人称のsは付きません。「Meg can speaks Japanese」ではなく、「Meg can speak Japanese」となります。
ここでは、「can」を使った疑問文の作り方を紹介しています。助動詞を主語の前に置き、「You can play badminton」は「Can you play badminton?」になります。 この点では、「Can」はUnit 1 Part 2で紹介した「Do」と同じような働きをします。
形自体は複雑ではありませんし、能力の話をしているときには意味もよくわかりますが、なぜこのような質問をするのか、どのような状況で質問するのかという問題があります。もし本当の意味で文法をコミュニカティブに教えたいのであれば、誰が誰に、なぜこの質問をするのかを考えなければなりません。16ページの「Enjoy Communication」で「can」を使った質問の練習をしますが、「Can you cook curry? 」のような質問を作らせることは、文法をコミュニカティブに教えるための第一歩です。なぜこのような質問をするのかを考えなければなりません。なぜ知りたいのか?能力について尋ねるのにふさわしい状況を考える必要があります。タスクをより本物に近づけるためには、生徒が「a little」、「pretty well」、「not at all」などの副詞を使って能力の程度を表現したり「It’s easy」「It’s difficult」などのコメントを付け加えたりすることができればなおよいでしょう。
‘THE PIANO’
ここでは難しい文法説明は要りません。楽器を演奏する能力について話すとき、楽器の前に「the」が使われるということです。ある特定のピアノについて話しているのではなく、一般的なピアノについて話しています。[Berry]
COMMUNICATIVE TASKS
Enjoy Communication Task (page 16)
16ページにある「Enjoy Communication」は、生徒が同じ絵を見ながら会話をします。この練習をよりコミュニカティブにしたものが以下のタスクです。生徒は異なるワークシートに書かれた質問をし合います。
このタスクは、ワークシートのリストからパートナーができること、できないことを予想させ、その予想を確認していくものです。リスト中に未習の単語があっても、文章があるので疑問文を作ることはできるでしょう。
Instructions:
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生徒をペアにします。
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次のページのカードA/Bをそれぞれに配ります。
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カードの上部にパートナーの名前を書きます。
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パートナーがリストにあることをできるかできないかを予想し、それぞれの文の「can」または「can’t」に〇をつけます。
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〇をつけ終わったら、実際にパートナーに 「Can you...? 」を使って質問をします。例:「Can you cook curry?」
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パートナーの答えを聞き、自分の予想があたっていた時は✔に、間違っていた時は✖にチェックします。
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最も多く正しく予想した生徒が勝ちとなります。
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終了後、クラスの前で自分のパートナーについて話します。例:「My partner is Taro. He can play the guitar, but he can’t run fast」
[Acknowledgement: https://www.teach-this.com/parts-of-speech-activities-worksheets/modal-verbs-ability]
EXTRA TASK
I can…, but I can’t …
16ページの「Enjoy Communication」をもう少し面白くしたり、生徒にチャレンジさせたい場合は、次のような頻度を表す副詞(can + well ; can + quite well ; can’t + well ; can’t + at all)を教えて、生徒がどの程度その活動ができるのか話せるようにします。また、相手に同じ内容について質問をする際の聞き方(How about you?)も導入しておくといいでしょう。
Instructions:
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生徒をペアにします。
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次ページのワークシートをそれぞれに渡します。
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各自「ME」の表に書かれている活動が、自分はどの程度できるかを考え、該当する欄に〇をつけていきます。
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次に、生徒Aは自分のことを話し、生徒Bに尋ねます。それに対して生徒Bは自分のことを話します。
例 A: I can swim quite well, but I can’t play the piano at all. How about you?
5. 生徒Bが生徒Aと同じことができるなら、生徒Bは次のように続けることができま す。
例 A: I can swim quite well, but I can’t play the piano at all. How about you?
6. 生徒Bが泳ぐこともピアノを弾くことも全くできない場合は、次のような会話にな ります。
例 A: I can swim quite well, but I can’t play the piano at all. How about you?
B: I can’t swim and I can’t play the piano, but I can ski well.
A: Wow. I cant ski at all. etc.
7. お互いの話をよく聞き、パートナーの能力に該当する欄に〇をつけます。
8. ペアを交代し、「PARTNER 2」のワークシートを利用して新しいパートナーと同 様にタスクを続けます。
9. タスク後に、教師は生徒にタスクで得た情報を尋ね、発表させるなど、フォローア ップします。
EXTRA TASK
Ability bingo
これは「Can you...?」のかなり基本的な練習ですが、手を使わずに耳を動かせるなど披露できれば、とても楽しい活動になるでしょう。
詳細はこちらです。
https://www.teach-this.com/parts-of-speech-activities-worksheets/modal-verbs-ability