Supplementary Materials for New Horizon Book 1
UNIT 3
PART 2
GRAMMAR COMMENTARY
KEY SENTENCE:
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I want to win the game.
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I want to be a good soccer player.
GRAMMAR COMMENTARY
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動詞「want」+ to不定詞、例:「I want to win...」
‘I WANT TO WIN’
前版の『New Horizon Book 1』では、「want」は名詞句の目的語と一緒にのみ扱われていました(例:「I want a lemon」)。しかし、2021年版では、早い段階で「したい」「...になりたい」と言えるように、「want」とto不定詞の組み合わせが導入されています。to不定詞と共に使われることで、何かをしたいという願望や希望を表現することができるようになりました。
Unit 1 Part 3では、「I can read hiragana」のように、助動詞と動詞の組み合わせを学びました。今回は、動詞「want」とto不定詞の組み合わせを学びます。このほかにも「try」、「expect」、「ask」、「help」などto不定詞と組み合わせることができる動詞があります。口語で「want to」と組み合わされる最も一般的な動詞は、「go」、「do」、「know」、「get」、「see」、「make」です。「Want to be」もよく使われますが、「want to be a...」はそれほど一般的ではありません。
ご存じのように、インフォーマルな会話では、「want to」は普通に「wanna」と発音されることが多いです。「I want to win」を「I wanna win」と発音するのは、くだけ過ぎではないか、マナーが悪いのではないかと思うかもしれませんが、通常の日常会話では、よく聞かれます。イギリス英語やその他の英語圏でも、アメリカ英語と同じように一般的な発音です。問題は、生徒が「wanna」を強調し始めたときです。大げさに「wanna」と言うことで、自分が「cool」になったと勘違いしてしまうのです。「wanna」になる理由は、通常、「want to」が文中で強調されていないため、2つの単語が一緒になってしまうからです。もし、生徒が「wanna」を強調して自慢しているのを見つけたら、必ず訂正してください。もし「want to」を強調したいのであれば、「wanna」ではなく「want to」と言わなければなりません。もう1つのポイントは、「wanna」が通常、書き言葉には見られないということです。
COMMUNICATIVE TASKS
Enjoy Communication Task (page 32)
将来やりたいことを表現するのに、「I want to be + a [name of job]」を使うことは問題ありません。一番の問題は、32ページの2人の学生のやり取りが非常に短いことです。生徒たちに以下のように対話を広げられるといいでしょう。
A: In the future, I want to be a singer. How about you?
B: I want to be a soccer player.
A: Oh! Why?
B: Because I love soccer.
A: Great! Nice dream!
「Why」や「Because」を加えることで、問いかけや理由が話せるようになります。このような工夫をすることで、より自然な会話となります。
EXTRA TASK
‘I want to…’ Version 1
Instructions:
1. 次ページの表のコピーを各生徒に渡します。
2. 各自で、時間表現と動詞を使って、例題のような文章を5つ書きます。
3. ペアになって、お互いに質問をし合います。まず、生徒AがNo.1について聞きます。例:No.1の場合。
A: Tomorrow I want to go to a yakiniku restaurant. […] How about you?
B: I want to go to an amusement park.
A: OK. Nice!
4. 生徒BはNo.2について聞きます。
5. 同様にNo.3~No.5までお互いに聞き合います。
6. 生徒はパートナーの答えを右の欄にメモします。
7. 生徒がタスクを終えた後、生徒に何をしたいか聞いてみましょう。
例:
教師:「What do you want to do tomorrow?」
生徒:「I want to go to a yakiniku restaurant」
動詞の三人称単数形はUnit 6 Part 1まで導入されませんが、生徒のパートナーについて尋ねることもできます。
例:
教師:「Taro, what does Mina want to do tomorrow?」
生徒:「She wants to go to a yakiniku restaurant」
生徒が「wants」ではなく、「want」と言った場合は、「he」や「she」の場合は「wants」と言う必要があることを簡単に説明するとよいでしょう。
EXTRA TASK
‘I want to…’ Version 2
これはバージョン1よりも難しいタスクです。「How about you?」と聞くだけでなく、生徒はそれに続けて質問をする必要があります。例えば、生徒Aは次のように言います。
A: Tomorrow I want to go to a yakiniku restaurant. […] How about you? Where do you want to go?
教科書には、「want to」を使った質問の作り方は載っていませんが、実際には既習の情報を使えば作れます。「I want to go to a yakiniku restaurant」 → 「Do you want to go to a yakiniku restaurant?」 というYes/No疑問文の作り方は既習です。また、Yes/No疑問文の前に疑問詞を置き、目的語や場所、人を取り除くことでOpen questionが形成される(「Do you want to go to a yakiniku restaurant?」→「Where do you want to go (to a yakiniku restaurant)?」。)ことも学習済みです。これに時間表現を加えてもいいでしょう。(「Where do you want to go tomorrow?」)
バージョン2は、「want to」を学習した数週間後に、拡張タスクや復習のためのチャレンジタスクとして利用するとよいでしょう。次ページはExtra task用の表です。