学生論文執筆

UNIT 4
PART 1

GRAMMAR COMMENTARY

KEY SENTENCE:

  • Come to the front.

  • Be brave.

  • Don’t worry.

 

GRAMMAR COMMENTARY

  • 人に何をすべきかを伝える指示文 (directives)(命令文 (imperatives))、例:「Come to the front, please」。

  • アドバイスや励ましのための指示文(命令文)、例:「Be brave」、「Don’t worry」

  • 形容詞、「brave」、「nervous」、「good」、「hot」、「cold」

  • 再帰代名詞、「yourself」

 

‘COME TO THE FRONT’/’BE BRAVE’/’DON’T WORRY’

指示文には、コマンド(command)、インストラクション(instruction)、リクエスト(request)、サジェスチョン(suggestion)など、さまざまな発話行為があります。命令形は、これらの動作を行うために使用する特別な文型です。この構文(例:「Come to the front, please」)を作るときには、二人称の主語(「you」)を省略し、動詞の原形を文頭に置きます。また、助動詞の「do」を使って否定形を作ります(例:「Don't come to the front」)

文法的に見ると、命令文(imperative)は、英語の5大節型の一つです。他には宣言文(declaratives)、Yes/No疑問文(closed interrogatives)、オープン疑問文(open interrogatives)、感嘆文(exclamatives)があります。命令文は、他の主要な文型とは異なり、文頭に動詞の原形を使うため、印象的です。命令文というと、「Stand up!」、「Keep off the grass」などの命令を思い浮かべるかもしれませんが、実際には、指示(「First turn on the computer」(最初にコンピュータの電源を入れてください)、依頼(「Please pass the salt」(塩を取ってください)、アドバイス(例:「Watch your step」(足元に気をつけて)、招待(例:「Come and have lunch」(昼食を食べに来てください)、許可(例:「Make yourself at home」(ごゆっくりどうぞ)など、幅広い機能を持っています。したがって、これらを「...しなさい」と訳すのは必ずしも適切ではありません。

「Come to the front, please」のような二人称の命令形を教えるのは、とても難しいことです。命令形の作り方を教えることと、命令形がいつ、誰に、どのように使われるかを教えることは全く別のことです。社会言語学的な要因が大きい影響を与えているので、命令形を教えるときは、実際のコミュニケーションでどのように使用されているのか注意しなければなりません。

 

命令形は非常に特徴的な文法形式ですが、その使い方について厳密なルールを作ることは困難です。その理由の一つは、状況によって命令形を使える立場にある人、あるいは共同行動の提案(「Let's...」)をできる立場にある人が、変化するからです。教師は一般的に生徒に指示を与えることができるので、教師が命令形を使って、例えば「Open your books to page 50」と言うのはごく自然なことです。しかし、生徒が他の生徒に「Open your books to page 50」と言ったり、皮肉を込めずに話しているときに「Lend me your eraser」と言ったりするのは不適当です。この場合、その生徒には、他の生徒に何をすべきか命令する権利はありません。

 

38ページには指示語が使われている状況が載っています。教師であるクック先生が命令形を使っているのは、レッスンの中で生徒(アサミ)に指示を出しているからです。この状況で命令形を使うのは適していると思われます。また、簡単な指示を表すために選んだ動詞や表現は、どれもよく使われるものばかりです。さらに、「Come to the front」に「please」を加えることで、よりソフトで丁寧な指示になっています。「Come to the front」は、言い方を間違えるとかなり攻撃的な言い方に聞こえます。また、「Be brave」や「Don't worry」は、指示語が相手を励ましたり、支えたりする方法として使われることが多いことを示す良い例です。指示文は必ずしも単なる命令ではないのです。

 

ただ、テキストの「Enjoy yourself」の使い方は、適切とは言い難いです。「Enjoy yourself」という言葉は、通常、パーティーやコンサートなどのイベントに出かけるとき、あるいは朝、仕事や学校に出かけるときなどに、誰かにかける言葉です。先生が緊張している生徒に向かって初対面の外国の生徒とインターネットで話す前に緊張をほぐす為にかける言葉ではありません。

ADJECTIVES

形容詞については、Unit 2 Part 2で紹介しました。そちらの文法解説を参照してください。

‘ENJOY YOURSELF’

「Yourself」はBook1で紹介されている唯一の再帰代名詞であり、これが唯一の表現です。文法的にどのように形成されているかを説明するよりも、英語では「Enjoy yourself」で「楽しんでください」という意味だということを生徒に伝えるのが一番いいでしょう。「Enjoy」は通常、他動詞ですが、「Enjoy yourself」は「Enjoy you」という意味ではありません。自分がしようとしていることを「楽しんでください」という意味です。これは命令文なので、再帰代名詞が必要です。命令形にするときに主語「you」が抜けるので、「活動を楽しむのはあなただ」ということを表すために「yourself」が用いられています。他の動詞が使われている場合は、他動性を理解するのがはるかに簡単です。例えば、「Help yourself...」、「Make yourself...」、「Give yourself...」では、「you」が行動の受け手であることは明らかです。「enjoy」では、楽しむという行為の受け手としての「you」という感覚がありません。英語では「楽しんでください」はこのように言うことを、生徒に説明するだけで十分でしょう。

COMMUNICATIVE TASKS

Enjoy Communication Task (page 38)

道案内することは、もちろん指示語を練習する典型的な方法です。道案内を求めている人は指示されることを前提としているので、案内する人は命令形を使うことができます。この練習で指示を出しているのは警察官ですが、権威のある人だけが命令形を使っていいというわけではありません。それは文脈によります。

 

38ページの簡単な地図は、非常に基本的な練習には適していますが、両方の生徒がすべての情報を共有していて、同じ地図を見ているのであれば、その練習は本物のコミュニケーションとは言えません。163ページのタウンプランは、手を加えることによってインフォメーションギャップのタスクに使えます。次のコミュニケーションタスクでは、生徒が知らない情報を尋ねる機会を与えることができます。

EXTRA TASK

Where is the library?

この課題では、教科書の163ページに掲載されているタウンプランをアレンジして使用します。各生徒の地図には、いくつかの建物が書き込まれています。お互いに自分の地図にはない3つの建物の位置について尋ねます。

 

Instructions:

始める前に、道案内の実演をするとよいでしょう。使う必要のある表現をいくつか見せてもいいでしょう。教科書の163ページにあるタウンプランを使って練習するのもいいでしょう。

会話は次のようになります。

 

A:      Excuse me. I want to go to a post office.

B:      OK. Yes, turn right and go along this main street. You can see the castle. Turn left at the castle. The post office is next to the police station.

A:      OK. Thank you.

  1. 生徒をペアにします。

  2. 次ページ以降のタウンプランのコピーを生徒AとBに渡します。

  3. 最初に生徒 A が、コンビニエンスストアへの道を尋ねます。

  4. 生徒Bが道を教えます。

  5. 生徒Aは道順を聞き、コンビニがあると思われる場所に「convenience store」と書きます。

  6. 次は生徒Bが道を尋ねます。生徒Bはまず、デパートへの道を尋ねます。

  7. Etc.

EXTRA TASK

Playing teacher

一人の生徒が先生役をします。数人の生徒が、クラスではふさわしくない行動をするように求められます。先生役の生徒は、「手に負えない」生徒それぞれに、否定文と肯定文の指示を1つずつ与えます。例えば、先生は、「Don’t sleep in class. Listen to me」と言います。

EXTRA TASK

Most popular subject survey

形容詞を練習するためのアイデアです。

 

Instructions:

  1. 次ページの表を各生徒に1枚ずつ渡します。

  2. 生徒はクラスを歩き回りながら、表にある8つの科目について、一つずつ、異なる8人に尋ねます。

  3. 「Do you like maths/English/Japanese/social studies?」などと聞いてみます。

  4. 尋ねた人の名前を「Yes」か「No」の欄に記入します。

  5. 次に、「What is your reason?」または「Why? / Why not?」と尋ねます。

  6. 相手は、「(Because) It is fun/interesting/boring/easy/difficult」などと答えます。

  7. タスク終了後、生徒に調べたこと聞いてみましょう。「Did you find someone who likes maths?」などと聞いてもいいでしょう。