Supplementary Materials for New Horizon Book 1
UNIT 6
STORY 1
GRAMMAR COMMENTARY
KEY SENTENCE:
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I live in Cebu.
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Takuya lives in Cebu.
GRAMMAR COMMENTARY
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三人称単数のs
‘TAKUYA LIVES IN CEBU’
このUnitでは、三人称単数現在形の「s」が登場します。英語では通常、頭に主語をつける必要があります。主語が特定されることで三人称(「he」「she」「it」)について話していることがわかるため、本来ならば動詞に人称を示す必要はないと考えることもできます。しかし、「s」を省略してしまうと、第二言語学習者や特定の方言話者の話し方のような印象を与えてしまいます。英語の文法ルールとして正しく使えるように指導することが大切です。繰り返し練習することで、頻出動詞に関しては自動的に言えるようになるでしょう。
COMMUNICATIVE TASKS
‘Warm-up’ on page 57
このタスクでは、現在形の様々な動詞(例:「have」、「is」、「walk」、「play」)を使って、兄弟・姉妹を表現します。さらに、兄弟の得意なことを言うために、動名詞(例えば、「singing」や「swimming」)も使います。最後の文は、定期的な活動を表すのに現在形が使われる典型的な例です(例:「We often walk in the park」)。この練習は、既習の文法を復習するのに役立ちます。
このタスクをよりコミュニカティブにするためには、次のような方法があります。Meg役の生徒が兄を紹介する時、ペアの生徒は教科書を閉じて集中して聞きます。そして、その後に、聞いたことを例のようにMeg役の生徒に繰り返して確認します。
「OK, so you have a brother. His name is Sam. He is 5 years old. He is good at singing. You often walk in the park」。
練習はより難しいものになりますが、生徒たちがお互いの話を聞く理由にもなります。練習中、生徒のやりとりをモニターすることは言うまでもありません。
‘Practice’ on page 59
この課題の最初の部分は、三人称単数形を使って現在形の文を作る簡単な練習です。単語のプロンプトと絵を使って、3つの文を作ります。第2部では、クラスメートや家族など身近な人が特定の曜日に何をするかを言い、それをノートに書くという指示があります。しかし、タスクシートがないと、英語で言うことを省略して、ただ日本語で聞いてノートに書く作業になる可能性が高いです。英語で話す練習をさせたいのであれば、次ページのようなタスクシートを用意するといいでしょう。
Instructions:
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次ページにあるタスクシートを各生徒に渡します。
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まず、家族2人が特定の曜日に何をしているかを表に記入します。曜日ごとに記入する必要はありません。
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次に、クラスメート2人に「What do you do on Saturdays?」などと聞いて、その答えをメモします。
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最後に、タスクシートの下に上記の4人が習慣的にしている活動を説明する4つの文を書きます。例えば、「On Saturdays, my mum works at the supermarket」など。
Note:
タスクシートには、例文やクラスメートに質問する内容をあえて記載していません。口頭で情報を伝えるだけで、生徒が質問と例文を理解できるかどうかを確認してください。生徒が質問をしている様子を見て、誰が質問を正しく理解しているかを判断し、授業後に生徒が書いた文章をチェックして、誰が三人称単数形を理解しているか確認します。黒板に問題や例文を表示してしまうと、機械的なコピー練習になってしまい、生徒が文法をより深く理解するチャンスになりません。
EXTRA TASK
Guessing game (推測ゲーム)– live, play, like, want (Variation 1)
Instructions:
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次ページのタスクシートを各生徒に渡します。
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まず、自分自身について記入します。生徒は4つの欄に「in Minami-machi」「badminton」「cooking」「live in Cebu」などと書きます。完全な文章を書かないように注意します。
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用紙を集めて、各生徒にランダムに配ります。
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生徒一人を当てます。その生徒は最初の欄(live)の情報をもとに文章を作り、クラス全体に例えば「This person lives in Minami-machi」と言います。他の生徒は、その人が誰かを当てます。誰も当てられなかった場合、2番目の欄(play)の文を作り、「This person plays badminton」などと言います。他の生徒はその人が誰かを当てます。誰かが当てるまで同様に文を作り言います。
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タスクシートを書いた本人は、最後まで自分の正体を明かさず、黙っていなければなりません。
EXTRA TASK
Guessing game(推測ゲーム) – live, play, like, want (Variation 2)
Variation 1よりも多くのスピーキング練習を行い、生徒がすでに知っている質問を復習するために、次ページのタスクシートを使用するとよいでしょう。このバリエーションでは、自分自身の情報を記入することに加え、クラスメートにインタビューします。
Instructions:
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次ページの用紙を各生徒に渡します。
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生徒はまず、タスクシートに自分自身について記入します。4つのセルに、「in Minami-machi」「badminton」「cooking」「live in Cebu」などと記入していきます。完全な文章を書かないように注意します。
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各生徒は、クラスメート一人にインタビューします。「Where do you live?」、「What sport/musical instrument do you play?」、「What do you like doing (in your free time)?」、「What do you want to do/be in the future?」などと質問します。
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用紙を回収し、各生徒にランダムに配布します。
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生徒一人を当てます。その生徒は最初の欄(live)の情報をもとに文章を作り、クラス全体に例えば「This person lives in Minami-machi」と言います。他の生徒は、その人が誰かを当てます。誰も当てられなかった場合、2番目の欄(play)の文を作り、「This person plays badminton」などと言います。他の生徒はその人が誰かを当てます。誰かが当てるまで同様に文を作り言います。
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このタスクシートを書いた人は、終始自分の正体を明かさずに黙っていなければなりません
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「My classmate」欄についても同様に進めます。
Note:
このような推測ゲームのタスクシートには、例文(例:This person lives in Minami-machi)やクラスメートに質問する内容は、意図的に書かれていません。スピーキングの練習をする前に、読み上げる文を全て書くのはやめたほうがいいでしょう。そうすることで、書いた文をそのまま読み上げることがなくなります。また、板書もしないほうがよいでしょう。タスクを始める前に、彼らが使う必要のある文や質問を聞き出し、一緒に練習することで口頭で十分なサポートを与えることができます。生徒がタスクを完成させるためにどのように取り組んでいるかをモニターする必要があります。躓いている生徒には、当然、終了後のサポートが必要になりますが、事前にすべての文や質問を用意してしまうと、このタスクがスピーキングではなくリーディング練習になってしまいます。また、すべての文と質問を事前に見せることで、頭を使わなくてもよい簡単なタスクになります。文や質問を自分で作らせる必要があります。すべてを提供しては、文法は身につきません。