学生論文執筆

UNIT 8
STORY 1

GRAMMAR COMMENTARY

KEY SENTENCE:

  • I watch TV every day.

  • I am watching TV now.

 

GRAMMAR COMMENTARY

  • 現在進行形(進行相・progressive aspect)肯定、例「I am watching TV now」

 

‘I AM DOING (X)’

現在進行形は重要な文法項目であり、取り扱いには注意が必要です。厳密には進行形は英語の2種類の相(アスペクト)のうちの1つで、もう1つは完了相です。「am/are/is + V-ing」は現在進行形と呼ばれ、時制のように捉えられることが多いですが、実際には現在形の進行相です。時制は助動詞の「be」に示されます。動詞に「ing」を付けることで、出来事や状況が「進行中」と捉えられます。

 

現在進行形は、現在進行中の出来事や状況を表現するのに使えることは事実ですが、その使い方を説明する際には、細心の注意を払う必要があります。私たちは通常、自分の周りで起こっていることについて実況中継はしません。聞き手の目の前で起きている出来事や状況については、通常「He is sitting on a chair」や「She is looking at her book」などと言うことはありません。

 

教科書の設定では、メグと海斗が電話で話しています。海斗は、メグが何をしているのか見えないので「What are you doing?」と聞いています。何をしているのかが見えていれば、聞きません。メグが「I am watching TV」と答えられるのは、海斗は今メグが何をしているかを知らないからです。このような状況にはインフォメーションギャップがあり、現在進行形を使う必要があります。次の行で、海斗が「I’m thinking about tomorrow」と言えるのは、メグは、海斗が今何を考えているかを知らないからです。(また海斗の言葉は、メグに電話した理由を間接的に説明するものになっています。彼が電話をかけているのは、明日メグを自分の家に招待したいからです)

 

79ページの対話では、メグは「I’m looking forward to it」と言います。もちろんこれは現在進行形であり、ある意味で「進行中」であることを表現しているのですが、「looking forward to」は「楽しみにしています」という意味の慣用表現と考えた方がいいでしょう。

 

最初に現在進行形を教えるとき、教室内で簡単に見つけられる現在進行中の出来事や状況、行動を例に説明するのは当然のことです。現在進行形は、確かに目の前で起こっていることや、話し手にも聞き手にも明らかにわかっていることを表すこともできますが、通常は必要がないのでこのような使い方はしません。導入時に気をつけなければならないのは、現在進行形が話してと聞き手の目の前で起こっている、誰にでもわかるような状態を表すために使われるものではないということです。

現在進行形が実際のコミュニケーションの場でどのように使われているのかを教えるのであれば、相手が察することのできない自分の心境を話したり、今、目の前にいない人について尋ねたりするなど、場面設定を考える必要があります。

 

79ページのKEY SENTENCEでは、現在形と現在進行形が対比されています。構造を対比させることは、新しい文法機能を導入するための非常に効果的な方法です。新しい文法構造が、すでに慣れ親しんだ構造とどのように違うのかが分かれば、新しい文法構造が単独で提示された場合よりも、より早くその意味を理解することができます。注意しなければならないのは、メグと海斗はお互いが見えるところにいないので、今何が起こっているのかを知るために現在進行形を使っているということを説明することです。このような状況では現在形は使われません。現在形は、例えば「I watch TV every day」というような定期的な活動や一般的な真実について話すときに使われます。

 

現在進行形で注意すべき点は、ある種の動詞は通常この形では使われないということです。以下の動詞は通常、現在進行形では使われません。

 

want     like     need     know     understand

believe     remember     mean

 

他にも、「所有する」という意味の「have」などがあります。

COMMUNICATIVE TASKS

‘Warm-up’ on page 77

このアクティビティでは、日付や「Which...?」で始まる質問を復習することができます。聞き手は相手の誕生日を知らないので、そこに一つ目のインフォメーションギャップがあます。そしてプレゼントについてどのアイテムを選ぶのか知らないことが2つ目のインフォメーションギャップとなります。このアクティビティを退屈で予測可能なものにしてしまうのは、4つの練習(例と写真①〜③)を全て同じペアで行う場合です。4人の異なるペアで行うことで、各々に誕生日を聞くことができ、毎回新鮮な気持ちで練習ができます。

‘Practice’ on page 79

現在進行形は新しく出てきているので、形を作るための基本的な練習が必要かもしれません。この練習問題では、簡単な現在進行形の文を作ることができます。以下のように、写真について3つの文を作ります。

 

Asami / shop     >       Asami is shopping (now).

Ms. Cook / read a book     >       Ms. Cook is reading a book (now).

Josh and his sister / have lunch     >       Josh and his sister are having lunch (now).

 

 この練習問題の欠点は、文脈や状況がないことです。絵の上にある「海斗とメグが電話で話しているときのほかの人たちの様子です」という指示も、十分な背景を示していません。コミュニケーション上の意味を持たせるためには、この3つの文を誰がどのような意図で言っているのかを知る必要があります。また、海斗とメグが電話で話しているときに、他人がしていることが2人にどのような関係があるのか理由が必要になります。この練習を効果的なものにするためには、あらかじめ文を作成させたり、書かせたりするのではなく、各生徒に即興で口頭で文を言わせると良いでしょう。そうすることにより緊張感をもたせたメリハリのある練習になります。

 

79ページ下の2つ目の指示は、59ページのPracticeの絵を見て、それぞれの絵について「Takuya is...ing」のような文を言い、その3つの文をノートに書くというものです。1枚目の文は、次のようになります:「Takuya is walking to school」しかし、2枚目の絵は注意が必要です。「Takuya is eating bananas every day」は適切ではありません。「Takuya is eating bananas」の方がいいでしょう。ここでの正解は「Takuya is eating a banana」だと思います。3枚目の絵については、生徒はおそらくこう書くはずです:「Yuna is speaking English well」しかし、この言い方は不自然です。なぜなら、人の一般的な能力について述べるときは、現在形を使うのが普通だからです「Yuna speaks English well」。現在進行形の練習にこのような絵を使う場合は注意が必要です。

 

79ページの「Practice」と以下の「Extra Task」は、簡単な動詞の現在進行形を作る練習です。よりコミュニカティブなタスクを導入するのは、現在進行形の質問の作り方を学習するUnit 8 Story 2まで待ったほうが良いでしょう。下記のタスクは、現在進行形を使ってより集中的に口頭練習を行うものです。

EXTRA TASK

He is riding a bike / She is riding a bike

このゲームは、ペルマニズム(pelmanism)と呼ばれるマッチングゲームです。12組の絵があります。2枚の同じ動作をしている絵(マッチングペア)を見つけます。

 

Instructions:

  1. 4人グループに次ページの絵を1セット(24枚)渡します。

  2. 絵をシャッフルします。

  3. 24枚の絵カードを裏にしてランダムに机の上に広げます。

  4. 絵カードを引く順番を決めます。

  5. 最初の生徒は、カードを1枚めくり、現在進行形を使った文を言います。例えば、自転車に乗っている女性の絵が描かれたカードをめくった場合、「She is riding a bike/bicycle」と言います。

  6. 次に、同じ生徒が2枚目のカードをめくり、現在進行形を使った文を言います。

  7. もし、2枚目のカードが1枚目のカードと同じ動作(例:riding a bike)であれば、その生徒は2枚のカードをもらいます。そしてもう1枚めくります。2枚目のカードの動作が1枚目のカードと一致しない場合は、それらのカードをそのまま裏返します。

  8. 2人目以降の生徒も同様にカードをめくっていきます。

  9. 一致するカードのペアを最も多く集めた生徒が勝者となります。

 

裁定ルール:カードの絵について間違った文を言っていると気付いた生徒は、意義を唱えることができます。その生徒が間違いを認めた場合、その生徒の番は終了し次の生徒の番となります。生徒が間違いを認めない場合は、グループは先生に判定を求めることができます。